『福は内、鬼も内』
吉野山の節分はちょっとちがう、鬼も皆も遊びにおいでよ
毎年2月3日には、吉野山金峯山寺蔵王堂で節分の法要が行われます。法要が終わると、鬼の調不式が行なわれます。この調不式は他の神社のものとは違い、「福は内、鬼も内」と唱え、全国から追われてきた鬼を迎え入れようとするものです。そして経典の功徳や法力によって、信徒が撒く豆によって、荒れ狂う鬼たちを仏道に入らしめて終わります。その起源としては定かではありませんが、「陀羅尼助」の創薬者、金峯山寺の開祖である役行者が法力で鬼を呪縛し、仏法を説いて弟子にした故事に基づくといわれています。 鬼といっしょに饗宴 呑んべぇGG