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フジイ陀羅尼助丸の原料

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このページは当社製品で使用している原料を紹介するページです。掲載されている内容は原料そのものの説明であり、また当社製品の効能・効果を示すものではありません。
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オウバク

生薬名 オウバク(黄檗)
基原植物 キハダ
分類 ミカン科
基原学名 Phellodendri Cortex
適用 止瀉及び苦味健胃薬として胃腸薬の原料
抗菌、消炎作用など


『陀羅尼助丸』に配合されている「オウバク(キハダ)」は梅雨が成長期で、水揚げが多くなり、皮が剥がれやすくなります。そのために6月~7月の中旬頃が皮むきの適期で、この時期に採取を行います。

この時期は樹皮と木との間、または樹皮と厚いコルク層との間にある形成層が盛んに分裂しているので細胞が柔らかく、樹皮やコルク皮を簡単に剥ぐことができます。

木から剥いだばかりの樹皮の内側は滑らかでみずみずしく、鮮やかな濃い黄色をしています。原植物の「キハダ」という名前はこの樹皮の色に由来しています。

 

センブリ

生薬名 センブリ(当薬)
基原植物 センブリ
分類 リンドウ科
基原学名 Swertiae Herba
適用 苦味健胃薬、及び整腸薬
胃弱、食欲不振、胃部・腹部膨満感、消化不良、食べ過ぎ、飲みすぎ、胃のむかつき


『陀羅尼助丸』に配合されている「センブリ(当薬)」は、“千回振り出しても(煎じても)まだ苦みが残っている” ということからつきました。

また、当薬(とうやく)とは「当(まさ)に薬」の意味からきたもので、良く効くことをあらわしています。

「良薬は口に苦し」とはセンブリにぴったりの表現です。センブリの名前を聞きますと、植物の姿を知らなくても「苦い薬草」と答えるくらい良く知られています。

センブリは、リンドウと共に秋の山野では最も遅く咲く花です。小柄な植物で花も小型ですが、草原で見事な星型の花に出会った時は、思わず心引かれると思います。

 

ゲンチアナ

生薬名 ゲンチアナ(健根)
基原植物 ゲンチアナ
分類 リンドウ科
基原学名 Gentianae Radix
適用 苦味健胃薬として食欲不振、消化不良に配合剤として用いる


『陀羅尼助丸』に配合されている「ゲンチアナ」は、ピレネー山脈、アペニン山系及びカルパチヤ山脈より小アジアのタウルス山系に至る広大な地域にわたって分布する、亜高山性の多年生草木です。

ヨーロッパでは古代から用いられ、1世紀の『ディオスコリデス本草(ギリシャ本草)』や『プリニウス博物誌』によると、ゲンチアナの名称は、紀元前2世紀にその薬効を発見したイリリア国王のゲンチウスに因るとされ、それが通説となっていました。しかし、更に古い時代の文献である『ヒポクラテス』などにゲンチアナの名が見られるので、この説は誤りだったようです。

 

エンメイソウ

生薬名 エンメイソウ(延命草)
基原植物 ヒキオコシ
またはクロバナヒキオコシ
分類 シソ科
基原学名 Isodonis Herba
適用 苦味健胃薬として消化不良、食欲不振、腹痛などに応用する


『陀羅尼助丸』に配合されている「延命草(エンメイソウ)」の名称の由来。

あるとき、旅人がひどい腹痛で苦しんでいた。そこに弘法大師が通りかかり、道ばたの草を引き抜いて与えると、たちまち元気になった。それ以来、この草は『行き倒れの病人を引き起こす』の意味で、「ヒキオコシ」と呼ばれるようになった。

「ヒキオコシ」は、日本全国の山地に自生するシソ科の多年草で、その地上部は、「延命草( エンメイウ)」と呼ばれ、民間では、苦味健胃薬として、腹痛、食欲不振、消化不良などに用いられてきた。成分のエンメインには薬理実験で抗菌作用と抗腫瘍作用が認められている。

 

ゲンノショウコ

生薬名 ゲンノショウコ(玄草)
基原植物 ゲンノショウコ
分類 フウロソウ科
基原学名 Geranii Herba
適用 整腸薬(主に止瀉)
整腸(便通を整える)、腹部膨満感、軟便、便秘


『陀羅尼助丸』に配合されている「ゲンノショウコ」は昔から下痢止めの薬草として有名で【煎じて飲めばぴたりと効く】ところから「現の証拠」と名付けられました。(薬効の表現)

「土用だからゲンノショウコを取っておこう」こんな言葉を覚えている人も居るのではないでしょうか。

ゲンノショウコを土用に採取するのは、ゲンノショウコと葉の形が良く似ている早春の花であるイチリンソウやニリンソウは既に地上部が枯れており、また有毒植物のトリカブトは、丈が高くなり区別ができる。幼苗が似ている有毒のキンポウゲも生長するのではっきり区別ができるようになり、この頃の採取は時期を得ています。

民間療法に根強く利用され今日に至っている、日本独特の薬草といえます。

 

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