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和漢便秘薬の原料

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このページは当社製品で使用している原料を紹介するページです。掲載されている内容は原料そのものの説明であり、また当社製品の効能・効果を示すものではありません。
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センナ(実)

生薬名 センナ
基原植物 ホソバセンナ
分類 マメ科
基原学名 Sennae Folium
適用 緩下薬
便秘、便秘に伴う次の症状の緩和(吹出物、のぼせ、痔、頭重、肌荒れ、食欲不振(食欲減退)、腹部膨満感、腸内異常発酵)


『和漢便秘薬』に配合されているセンナは、アフリカ原産のマメ科の常緑小低木。葉が耳の形に似ており、アラビア語の耳「Sana」に由来します。

古くアラビアの医師によって使用された生薬で欧米諸国では繁用している緩下薬です。

薬用部位は異なり、センナ葉とセンナ実があり、新商品『和漢便秘薬』にはセンナ実を使用しています。

これは「中薬大辞典」でも説明されていますが、「両方の効能は同じであるが、服用後に起こる腹痛は葉よりも果実の方が穏やかである」とされているからです。

 

ダイオウ

生薬名 ダイオウ(大黄)
基原植物 ダイオウ
分類 タデ科
基原学名 Rhei Rhizoma
適用 緩下薬
瀉下薬、高血圧症用薬、解熱鎮痛消炎薬、皮膚疾患用薬などに配合されている

『和漢便秘薬』に配合されているダイオウ(大黄)は、葉の長さは1m、草丈は2mほどになる大型の多年草で、春から淡黄色の小さな花を、まとめてつけます。根茎が肥大して大きく、中が黄色いので「大黄」と呼ばれたみたいです。

ダイオウは江戸時代の薬種商や、今でも生薬を扱う人々の間では、「将軍」という別称で通っているそうです。劇的な効果を発揮するので、そう呼ばれるようになったといわれています。

 

マシニン

生薬名 マシニン(麻子仁)
基原植物 アサ
分類 アサ科
基原学名 cannabidis Fructus
適用 緩下薬
便秘、習慣性便秘


和名アサ(麻)で、中央および西アジア原産で、初夏に白い花が咲き、秋になると灰色で硬い殻に包まれた果実をつけます。

生薬名「麻子仁」は読んで字のごとく「麻の実の仁」殻の中身、麻の実油です。腸を潤滑して乾燥性便秘を治します。

麻は古くから衣料用繊維として有名ですが、麻の実、または苧の実(おのみ)とよばれ、七味唐辛子の一成分であり、薬用としてのみならず、暮らしの中でも用いられてきました。

 

オウバク

生薬名 オウバク(黄檗)
基原植物 キハダ
分類 ミカン科
基原学名 Phellodendri Cortex
適用 止瀉及び苦味健胃薬として胃腸薬の原料
抗菌、消炎作用など


『陀羅尼助丸』に配合されている「オウバク(キハダ)」は梅雨が成長期で、水揚げが多くなり、皮が剥がれやすくなります。そのために6月~7月の中旬頃が皮むきの適期で、この時期に採取を行います。

この時期は樹皮と木との間、または樹皮と厚いコルク層との間にある形成層が盛んに分裂しているので細胞が柔らかく、樹皮やコルク皮を簡単に剥ぐことができます。

木から剥いだばかりの樹皮の内側は滑らかでみずみずしく、鮮やかな濃い黄色をしています。原植物の「キハダ」という名前はこの樹皮の色に由来しています。

 

エンメイソウ

生薬名 エンメイソウ(延命草)
基原植物 ヒキオコシ
またはクロバナヒキオコシ
分類 シソ科
基原学名 Isodonis Herba
適用 苦味健胃薬として消化不良、食欲不振、腹痛などに応用する


『陀羅尼助丸』に配合されている「延命草(エンメイソウ)」の名称の由来。

あるとき、旅人がひどい腹痛で苦しんでいた。そこに弘法大師が通りかかり、道ばたの草を引き抜いて与えると、たちまち元気になった。それ以来、この草は『行き倒れの病人を引き起こす』の意味で、「ヒキオコシ」と呼ばれるようになった。

「ヒキオコシ」は、日本全国の山地に自生するシソ科の多年草で、その地上部は、「延命草( エンメイウ)」と呼ばれ、民間では、苦味健胃薬として、腹痛、食欲不振、消化不良などに用いられてきた。成分のエンメインには薬理実験で抗菌作用と抗腫瘍作用が認められている。

 

ゲンチアナ

生薬名 ゲンチアナ(健根)
基原植物 ゲンチアナ
分類 リンドウ科
基原学名 Gentianae Radix
適用 苦味健胃薬として食欲不振、消化不良に配合剤として用いる


『陀羅尼助丸』に配合されている「ゲンチアナ」は、ピレネー山脈、アペニン山系及びカルパチヤ山脈より小アジアのタウルス山系に至る広大な地域にわたって分布する、亜高山性の多年生草木です。

ヨーロッパでは古代から用いられ、1世紀の『ディオスコリデス本草(ギリシャ本草)』や『プリニウス博物誌』によると、ゲンチアナの名称は、紀元前2世紀にその薬効を発見したイリリア国王のゲンチウスに因るとされ、それが通説となっていました。しかし、更に古い時代の文献である『ヒポクラテス』などにゲンチアナの名が見られるので、この説は誤りだったようです。

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