薬用人参入りの『陀羅尼助』に配合されているニンジンは、ウコギ科の『オタネニンジン』の細根を除いた根又は軽く湯通しして乾燥させた生薬で、滋養強壮や健胃強壮薬として各種配合剤に用いられています。野菜の人参(キャロット)はセリ科で全く別の種類の植物です。 オタネニンジンの名前の由来は、江戸時代の将軍吉宗の頃、国内栽培に成功した種子を各藩に分与したところ「将軍より賜った種」という意味で『御種人参(オタネニンジン)』と呼ばれるようになったといわれています。