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陀羅尼助の歴史
吉野山(奈良県)は古代より修験者が集まる霊場として有名です。
この聖なる地で荒修行に耐え、厳しい自然との戦いの中、彼らはキハダの樹皮から名薬を作り出しました。
それは、修験道の開祖である役の行者(役ノ小角)が今から1300年前大峰山の開山の際、山中に生え繁るキハダを煮てそのエキスを取ったところ、胃腸の病をはじめ色々な、内臓、外傷にも薬効のある事を知りました。
7世紀末、疫病が大流行した際、大釜を据えオウバク※を煎じて多くの病人に飲ませ救済したと伝えられています。
永い歴史の中、地道な研究と努力で大和の名薬「フジイ陀羅尼助丸」として人々にゆっくりと浸透していきました。
当薬房は約300年前より役ノ小角行者(えんのおづぬぎょうじゃ)のその製薬秘法を拝承し、家庭用常備薬として広く皆様にご愛用頂いております。代々伝えられた製法を懸命に守り抜いた藤井利三郎薬房は現代人のための和漢薬「フジイ陀羅尼助丸」をこれからも作り続けて行きます。※オウバク・・・キハダという木の樹皮を剥いで乾燥したものが生薬名「オウバク」と呼ばれているのです。キハダは、ミカン科の落葉性樹木で樹皮の裏が黄色いため「黄肌」とも呼ばれています。
【瓶入り】
【分包】