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和漢薬原料の名称の由来①

20172193323.JPG『陀羅尼助丸』に配合されている「延命草(エンメイソウ)」

あるとき、旅人がひどい腹痛で苦しんでいた。そこに弘法大師が

通りかかり、道ばたの草を引き抜いて与えると、たちまち元気に

なった。それ以来、この草は、行き倒れの病人を引き起こす、の

意味で、ヒキオコシと呼ばれるようになった。

ヒキオコシは、日本全国の山地に自生するシソ科の多年草で、

その地上部は、「延命草( エンメイソウ)」と呼ばれ、民間では、

苦味健胃薬として、腹痛、食欲不振、消化不良などに用いら

れてきた。成分のエンメインには薬理実験で抗菌作用と抗腫

瘍作用が認められている。