昨年の秋に収穫した「キハダの実」です。
これから、実を外し乾燥⇒粉砕⇒粉末⇒滅菌⇒乾燥で、
『味覚糖陀羅尼助飴』の原料になります。
キハダの実は、食用に使用できる和漢原料ですが、植樹して実をつけるのに約20年かかります。
枝先に黄緑色の実の付いている房ごとを採取し、乾燥して、房から外します。
実をかじると口の中にハッカに苦みを加えたような味が広がり、山椒の様なスパイシーでピリリと
した強い苦みがあります。キハダの実はアイヌ民族の間で食べられてきた木の実で、アイヌ語で
シケレベと言います。食用の他に風邪薬として食べられてきた伝統的な木の実です。