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漢方いろいろ・・・

和漢原料の名称の由来⑥

『味覚糖 陀羅尼助飴 箱入り』に配合されている「大和トウキ葉」

セリ科の多年草。本州中・北部に分布する。全体に芳香をもち、根を漢方では「当帰」

と称して婦人の要薬です。とくに奈良県南部山間地の急傾斜地で江戸時代頃より栽培

される「トウキ」は品質が良いとされ、「大和トウキ」のブランドで全国に流通してきました。

トウキ(当帰)とは「「当(まさ)に帰る」という意味で、病弱な女性がこれを服用すると「きっ

と元に戻るだろう」、元気になって「女性が実家から嫁ぎ先に帰るだろう」または「夫が我が

家に帰るだろう」などから来ていると言われています。

根は薬ですが、平成24年より、葉の部分が「非医」扱いとなったことから、トウキ葉の有効

利用が注目されるようになってきました。

「大和トウキ葉」には、細胞の酸化を防ぐ抗酸化作用が強い「ビタミンE」が多く含まれてい

ます。201781014321.bmp

和漢原料の名称の由来⑤

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『陀羅尼助丸』に配合されている「オウバク(キハダ)」

キハダは梅雨が成長期で水揚げが多くなり皮が剥がれやすくなるために6月~

7月の中旬頃が皮むきの適期でこの時期に採取を行います。

この時期は樹皮と木との間、または樹皮と厚いコルク層との間にある形成層が盛

んに分裂しているので細胞が柔らかく、樹皮やコルク皮を簡単に剥ぐことができる。

木から剥いだばかりの樹皮の内側は滑らかでみずみずしく、鮮やかな濃い黄色を

しています。原植物の「キハダ」という名前はこの樹皮の色に由来しています。

 

和漢原料の名称の由来④

2017615103428.JPG『陀羅尼助丸』に配合されている「ゲンノショウコ」

昔から下痢止めの薬草として有名で、煎じて飲めば

ぴたりと効く、ところから「現の証拠」と名付くられました。

(薬効の表現)

「土用だからゲンノショウコを取っておこう。」こんな言葉を覚えてい

る人も居るのではないでしょうか。ゲンノショウコを土用に採取するのは、ゲンノショウコと葉の形が良く

似ている早春の花であるイチリンソウやニリンソウは、既に地上部が枯れており、また、有毒植物のトリ

カブトは、丈が高くなり区別ができる。幼苗が似ている有毒のキンポウゲも生長するのではっきり区別

ができるようになり、この頃の採取は時期を得ています。民間療法に根強く利用され今日に至っている

、日本独特の薬草といえます。

 

和漢薬原料の名称の由来③

20176191453.JPG『陀羅尼助丸』に配合されている「ゲンチアナ」

ゲンチアナの産地は、ピレネー山脈、アペニン山系及びカルパチヤ

山脈より小アジアのタウルス山系に至る広大な地域にわたって分布

する、亜高山性の多年生草木です。

ヨーロッパでは古代から用いられ、1世紀の『ディオスコリデス本草

(ギリシャ本草)』や『プリニウス博物誌』によると、ゲンチアナの名称

は紀元前2世紀にその薬効を発見したイリリア国王のゲンチウスに因

るとされ、それが通説となっていましたが、更に古い時代の文献であ

る『ヒポラテクス』などにゲンチアナの名が見られるので、この説は誤りのようです!   

和漢薬原料の名称の由来②

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『陀羅尼助丸』に配合されている「センブリ(当薬)』

千回振り出しても(煎じても)まだ苦みが残っているということからつきました。

また、当薬(とうやく)とは「当(まさ)に薬」の意味からきたもので、良く効くことをあらわしています。

「良薬は口に苦し」とはセンブリにぴったりの表現です。センブリの名前を聞きますと、植物の姿を

知らなくても「苦い薬草」と答えるくらい良く知られています。

センブリは、リンドウと共に秋の山野では最も遅く咲く花です。小柄な植物で花も小型ですが、草原

で見事な星型の花に出会った時は、思わず心引かれると思います。

 

自社栽培のキハダの実

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昨年の秋に収穫した「キハダの実」です。

これから、実を外し乾燥⇒粉砕⇒粉末⇒滅菌⇒乾燥で、

『味覚糖陀羅尼助飴』の原料になります。

 

キハダの実は、食用に使用できる和漢原料ですが、植樹して実をつけるのに約20年かかります。

枝先に黄緑色の実の付いている房ごとを採取し、乾燥して、房から外します。

実をかじると口の中にハッカに苦みを加えたような味が広がり、山椒の様なスパイシーでピリリと

した強い苦みがあります。キハダの実はアイヌ民族の間で食べられてきた木の実で、アイヌ語で

シケレベと言います。食用の他に風邪薬として食べられてきた伝統的な木の実です。

   

和漢薬原料の名称の由来①

20172193323.JPG『陀羅尼助丸』に配合されている「延命草(エンメイソウ)」

あるとき、旅人がひどい腹痛で苦しんでいた。そこに弘法大師が

通りかかり、道ばたの草を引き抜いて与えると、たちまち元気に

なった。それ以来、この草は、行き倒れの病人を引き起こす、の

意味で、ヒキオコシと呼ばれるようになった。

ヒキオコシは、日本全国の山地に自生するシソ科の多年草で、

その地上部は、「延命草( エンメイソウ)」と呼ばれ、民間では、

苦味健胃薬として、腹痛、食欲不振、消化不良などに用いら

れてきた。成分のエンメインには薬理実験で抗菌作用と抗腫

瘍作用が認められている。